元巨人のウォーレン・クロマティさんの妻は、日本人のカレンさんです。クロマティさんより32歳年下で、二人は2019年に結婚。翌2020年に息子のチャズくんが生まれました。日本テレビの番組で親子一緒に紹介されたのが、このチャズくんです。
現役時代、クロマティさんが巨人へ移るかどうかを相談したのは、カナダで出会ったキャロルさん。キャロルさんとの間には息子が2人、娘が1人います。王貞治さんにちなんで「オー」と名づけたのも、チャズくんではなく、前妻との間に生まれた次男です。
クロマティと妻・カレンさんの出会いは日本のアメリカンクラブ

二人が知り合ったのは、日本のアメリカンクラブでした。当時のクロマティさんは選手としてではなく、かつてのチームメート・原辰徳さんに招かれ、再び巨人の選手たちと関わっていました。出会ったあと、毎日のように連絡を取ったのはクロマティさんのほうです。日本テレビ『深イイ話』で紹介されたなれそめと家族の日常には、二人の交際から結婚、息子の誕生までが記録されています。
妻との年の差は32歳。カレンさんが40歳だったのは2025年の放送時
夫婦が家族そろって取材を受けたのは、2025年11月5日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』です。放送当日のスポニチの記事は、当時のクロマティさんが72歳、妻が40歳だったと伝えています。「40歳」は2019年に結婚したときの年齢ではありません。
カレンさんの名前は、野球のインタビュー記事にも残っています。2025年5月の『週刊ベースボール』のクロマティさんインタビューには、聞き手の名前と並んで「通訳協力=クロマティ・カレン」とあります。このとき夫が語ったのは、父親に野球を教わった少年時代や、巨人に来る前に過ごしたモントリオールのこと。
クロマティの妻の写真はある? 日本テレビが公開したのは息子との一枚

カレンさんはテレビの密着取材に参加しています。ただ、今回確認した番組の広報写真や報道には、顔が分かる状態で「妻のカレンさん」と紹介された写真は見当たりませんでした。
ORICON NEWSに掲載された、日本テレビ提供のクロマティ親子の写真では、チャズくんが父親の首に腕を回しています。夫婦のツーショットではありません。また、夫婦の年齢差を報じたスポニチの記事で冒頭に使われているのは、2024年7月の巨人・阪神OB戦に登場したクロマティさんの写真です。
クロマティの息子チャズくん
番組で「チビマティ」と呼ばれたチャズくんは、カレンさんとの間に生まれた息子です。2025年11月の放送では5歳。英語と日本語の両方を話し、当時は保育園に通っていました。2026年は6歳を迎える年です。
密着した朝、チャズくんの髪にブラシをかけていたのはクロマティさんでした。カレンさんは日中、仕事で家を空けることが多く、登園前の支度は父の担当。息子を送り出してから家を掃除し、お迎えのあとはサッカー教室へ。
クロマティさんが72歳の誕生日を迎えたときには、今度はチャズくんが父のためにパンケーキを作りました。テレビでいう「3人家族」とは、こうして日本で一緒に暮らすクロマティさん、カレンさん、チャズくんのことです。
妻が語った、ファンの前にもう一度立ちたいという夫の目標
チャズくんが生まれた翌年の2021年、家族で米国に滞在中、クロマティさんの足に突然力が入らなくなりました。のちに車いすで生活するようになった夫について、カレンさんは日本の友人たちが立ち上げたリハビリ支援プロジェクトに妻として言葉を寄せています。そこに記したのは、幼いチャズくんのために再び歩けるようになってほしいという願いと、日本と米国の子供たちに野球を伝える活動の再開でした。
現役時代、スタンドのファンと両手を上げる「バンザイ」は、クロマティさんの代名詞でした。日刊スポーツが伝えた2024年7月15日の巨人・阪神OB戦では、東京ドームのグラウンドに車いすで登場し、観客と一緒に3回、両手を上げています。
その翌年、カレンさんは番組で、次は自分の足で立って、ファンの前でバンザイをするのが夫の目標だと話しました。夫を励ますとき、カレンさんがかけるのは、あなたを待っている人がいる、という言葉だそうです。
クロマティの結婚歴?前妻キャロルさんとは1975年に結婚
カレンさんと結婚するずっと前、クロマティさんはカナダでキャロルさんと出会っています。ケベックの地元紙が振り返った二人の出会いによると、1974年、クロマティさんがケベックのマイナーリーグ球団でプレーしていたころでした。
結婚した日は、当時の所属球団の記録に残っています。モントリオール・エクスポズの1979年版メディアガイド(選手紹介欄・PDF)によると、キャロルさんと結婚したのは1975年11月27日。翌1976年5月には、長男のクリストファー・リーさんが生まれました。
巨人から誘われたとき、キャロルさんの返事は「ウィ」だった
1983年の冬、クロマティさんには米国のサンフランシスコ・ジャイアンツと、日本の読売ジャイアンツという、同じ「ジャイアンツ」の二球団の選択肢がありました。すでに二人の子供の父親だったクロマティさんは、日本から届いた条件を前に、フランス系カナダ人の妻、キャロルさんに相談します。
クロマティさんとロバート・ホワイティングさんの共著『Slugging It Out in Japan』第1章には、そのときの返事がフランス語で「oui(ええ)」と記されています。妻の返事を聞いて、日本の巨人との契約書にサインしたというのが、本人の回想です。
後年、2017年の講演で明かした巨人との契約交渉では、もう少し込み入った事情も語っています。サンフランシスコで契約する予定のわずか2日前、日本の巨人に希望額を聞かれ、これなら相手も引き下がるだろうと思うほど大きな数字を紙に書いた。ところが巨人は了承し、妻からもサインを勧められたのだそうです。
来日してからも、キャロルさんとの電話は続きました。宮崎キャンプの夜、ホテルのベッドは足がはみ出すほど短く、テレビをつけても言葉が分からない。そんな部屋から妻に電話し、ある晩には、このシーズンを最後までやり通せたら奇跡だ、とこぼしたことも自伝に書いています。
前妻と離婚したのはいつ?
クロマティさんの著書『さらばサムライ野球』をたどったNumber Webの記事は、1989年に巨人が日本一になったあとのオフを、離婚したばかりの時期として描いています。マイアミの新居でテレビに東京の街が映ったとき、本人は日本に帰りたいと感じたそうです。
つまり、キャロルさんとの結婚生活は、巨人を退団してから終わったわけではありません。少なくとも1990年シーズンを迎える前には離婚していました。正確な成立日と、二人が別れた理由までは、この記事からは分かりません。
クロマティの前妻との子供は3人。孫はいる?

来日前に生まれたのが長男と長女で、日本でプレーするようになってから生まれたのが次男のコーディさんです。アメリカ野球学会(SABR)のクロマティさんの評伝は、コーディさんを「第3子で、2人目の息子」と紹介し、生まれた場所も日本と記しています。前妻との子供3人にチャズくんを加えると、公の資料でたどれるクロマティさんの子供は4人です。
長男に靴ひもの結び方を教えたのは、父の同僚だった
長男クリストファーさんがまだ幼かったころ、エクスポズのクラブハウスで、捕手のゲーリー・カーターさんが床に座り、靴ひもの結び方を教えてくれたことがありました。
この出来事を語ったのはクロマティさん自身です。カナダのスポーツネットによる2014年の取材では、長男が大人になっても、ときどき自分からその話を持ち出すのだと明かしています。
次男のミドルネームを通して続く、王貞治さんとの縁
コーディさんのミドルネームは「オー」。当時の巨人の監督、王貞治さんから取りました。理由は、バッティングを教わったことだけではありません。クロマティさん本人が次男の名づけを語った『クロウのバンザイ交友録』によると、王さんは私生活で困ったときにも相談に乗り、自宅に招いて食事をしながら家族を紹介してくれたそうです。
クロマティさんは、そんな王さんを次男の「ゴッドファーザー」と呼んでいます。
クロマティに孫はいる?
日本の番組で「チビマティ」と呼ばれたチャズくんは、孫ではなく実の息子です。一方、クロマティさんに孫がいるかどうかや、その人数について、今回確認した本人・家族の発信や報道に明確な記述はありませんでした。
まとめ:クロマティの妻結婚のきっかけと息子チャズ、前妻との子供たち
クロマティさんが2019年に結婚した相手は、32歳年下のカレンさんです。日本テレビの密着取材では、息子チャズくんの登園を手伝う父の姿と、夫がもう一度ファンの前に立ちたいという願いを語る妻の言葉が紹介されました。公開された親子写真に写っているのは、クロマティさんとチャズくんです。
巨人への移籍を相談した相手は、前妻のキャロルさんでした。前妻との子供は長男、長女、次男の3人。王貞治さんにちなんで名づけられた次男コーディさんと、2020年生まれのチャズくんは、母親も生まれた時代も違う兄弟です。
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